優しくて誠実な人には、なぜかときめかない。振り回してくる人、都合のいいときだけ連絡してくる人、そういう「ダメな人」ばかりを好きになってしまう——。
「私って、見る目がないのかな」と落ち込む前に、知っておいてほしいことがあります。それはあなたの好みが壊れているのではなく、慣れ親しんだパターンを再現しているだけかもしれない、ということです😊
心は「慣れた感覚」を”好き”と勘違いする
私たちの心は、良いか悪いかよりも「慣れているかどうか」で安心を判断します。
たとえば、幼い頃に「がんばって振り向いてもらう」経験が多かった人は、”追いかけて、やっと手に入る”感覚に慣れています。だから大人になっても、追わせてくる相手に「ときめき」を感じてしまう。一方、最初から優しく安定した相手には、刺激が足りず「なんか違う」と感じてしまうのです。
つまり、ダメな人に惹かれるのは、その苦しさが「慣れた安心」だから。決して、あなたがマゾヒストだからではありません。
「満たされない恋」を選ぶ、もうひとつの理由
もう一つ、深い理由があります。それは、幼い頃に受け取れなかった「あなたは大切」というメッセージを、恋愛で取り返そうとしていること。
「この難しい人に愛されたら、私の価値が証明される」——無意識にそう思うと、簡単に愛してくれる人より、手に入りにくい人に必死になってしまうのです。これは恋愛依存とも呼ばれるパターンで、とても多くの人が抱えています。
この「慣れた苦しさに戻る」仕組みは、こちらでも解説しています。
▶ あわせて読みたい:頑張っても同じところに戻る理由|コンフォートゾーンの正体
🌸 私の体験
私も長いあいだ、大切にしてくれない人ばかり選んでいました。11歳で刻まれた「私はみじめだ」という設定が、粗末に扱われることを“慣れた風景”にしていたんです。設定に気づいて書き換えたら、出会う人が変わりました——正確には、私が選ぶ人と、人に許す扱い方が変わったんです(私の物語はこちら)。
パターンから抜け出す3つのヒント
- 「ときめき」を疑ってみる:激しいときめきは、実は不安の裏返しかも。おだやかな安心感を「物足りない」と切り捨てないで
- 心のコップを、自分で満たす:恋愛で穴を埋めようとするほど、相手中心になります。まず自分で自分を満たすこと
- 幼い自分に気づく:「また試したくなってる」と気づいたら、それは小さなあなたが安心を求めているサインです
「またやってしまった」と責めそうになったら
パターンに気づいた日は、落ち込む日ではなく、記念日です。脳は「慣れたもの」を安全と誤認するだけで、あなたの愛し方が壊れているわけではありません。
気づけた瞬間から、選び直しは始まっています。「また気づけたね」——そう自分に言ってあげてください。責めるより、その一言のほうが、次の選択を変えてくれます。
まとめ:あなたの恋は、壊れていない
- ダメな人に惹かれるのは、その苦しさが「慣れた安心」だから
- 手に入りにくい人を選ぶのは、幼い頃の「大切」を取り返そうとしているから
- おだやかな安心を「物足りない」と切り捨てないことが、抜け出す第一歩
あなたが繰り返してきた恋は、あなたの価値とは関係ありません。ただ、慣れたパターンをなぞってきただけ。その仕組みに気づいた今日から、選び方は変えられます🌸
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